新感覚アウトドアエンターテインメント!
電気も無ければ水も無し
あの日のことを忘れない
今この時を生きている
星の光と虫の声
百姓ひろばオズランドは、電気も水もないただの畑のド真ん中に、一日一組様だけをお迎えするフリーキャンプ場です。ご予約カレンダーを確認頂き、ご予約のうえでご利用下さい。
お持ちのアウトドアグッズや防災用品を思いっきり広げて、ご家族でワイワイ話し合いながら力を合わせ、不便極まりないこの環境の中で自由な時間をお過ごしください。
「大切なことは楽しく学ぶ」をモットーに、農業体験やロープワーク、星空ガイド等のオプションも充実。
災害への備えや、生きていることの喜びを感じていただける、そんな素敵な場所になれれば幸いです。
百姓ひろば
百姓と言えばイコール農家さんのイメージを持ちますが、もともとは「百の姓を持つ=百の仕事」という意味。
作物、土壌、気象、虫や草や動物のこと、いろんなことを知ってこそ一人前の百姓!とよく言われますが、まさにスーパーマンの「称号」こそが百姓という言葉。
それも確かにいいけれど、僕はそんなに器用じゃありません。
勿論努力はするけれど、たとえどんなに歌がうまくても、一人で合唱はできないというか…。
全ての生命は生態系の循環を含めた「繋がり」によって成り立っています。
自然や社会との繋がり、そして何よりも人との繋がりの中で、人は喜び、そして時には悲しみを感じて生きています。
個性豊かな人々や、虫や草や動物も、みんな自分らしく一生懸命に生きられる場所。
自分にできることは限られているけれど、支え合い、助け合い、力を合わせて「百姓」
それが僕の目指す百姓ひろば。
オズランド~OZLAND~
僕は魔法が使えません。
OZLANDのOZは「OverZero」
日本語だと「ゼロよりマシ」という意味になるでしょうか。
今や、様々な世界中の情報がリアルタイムで飛び交い、そして受信できる時代。
心を傷めたり怒りを感じたり、感動して応援したくなったり。
そして自分にできることはないかと思いながらも、自分一人の力はあまりにもちっぽけ。
だけど、ゼロではないその小さな「1」は無限の可能性を持っています。
たとえどんなに馬鹿にされても、気が遠くなるような道のりであったとしても、自分自身がこの時代に生まれてきた意味や、この場所で生きてる実感がギュッと詰まっている気がするんです。
0から1までの距離は、1から100までの距離よりも大きい
僕が大切にしている大好きな言葉です。
目の前の一歩を踏み出せないのに、夢や目標を描いたその先の未来には辿りつけません。
目の前の一人に思いを伝えることができないのに「多くの人に!」「皆さんに!」などという道理もありません。
魔法や超能力を使えないならば、自分の道は勇気と努力で切り拓く!
はたして、待っている未来は「百姓貴族」か、はたまた「一生裸族」か…。
百姓どころか「一姓」にも満たない僕ですが、今、自分にできること、やるべきことを「ゼロよりマシ…」「ゼロよりマシ…」と呟きながら、もう一歩!あと一歩!と、少しずつでも前へ進んで行きます。
いつかきっと、新しい景色が目の前に広がってくることを信じて。
便利なものに囲まれた生活も、不便を強いられる生活も、場合によってはどちらも「日常」であり「非日常」とも言えます。
今まで当たり前のように使っていた様々なものを、「有り難く大切に使う」文化を共に築いて行くことに、ささやかながら貢献できましたら幸いです。
青く輝くこの星は
時空を超えた森湖球
ベテルギウスとレグルスと
百姓ひろばオズランド
石野公章 2022/5/3