旭大和西瓜

品種情報
(情報元)野口種苗研究所
特徴
果重6キロ程度の赤肉中玉。甘味強く栽培し易い固定種時代最高の人気品種。果皮濃緑で縞なく網状斑。味の点で交配種の母親として使われることが多い。(父親には縞品種を使う)大和地方は江戸時代以来の西瓜産地。戦前の傑作品種です。
ウリ科スイカ属
収穫期 | 盛夏~9月。着果(受粉)後晴天50日程度で完熟。 |
播種期 | 直播きの場合5~6月。 |
発芽適温 | 25〜30℃ |
生育適温 | 25〜35℃ |
播種法 | 直播きは地温を高めウリバエを防ぐためポリキャップを。 |
覆土 | 1~2cm。嫌光性種子なので、確実に覆土する。 |
種子寿命 | 長命種子の代表である。(5年以上) |
休眠 | ない |
種子保存法 | 乾燥した冷暗所で保存する。 |
栽培法
畝幅2.5m、株間1.5mくらい。元肥に堆肥を施し、追肥はピンポン玉くらいに育ってから行う。原産地が沙漠地帯なので雨を嫌う。自根で栽培すると6年連作を嫌う。
採種法
熟した西瓜を追熟させ、食べて出した種を乾燥する。
さあ、やってみよう!
この地域は能登スイカの中でも特に美味しいと言われる、赤土スイカの産地。
今は生産者も減り耕作放棄地も増えてますが、昔は猫の額ほどの土地も余すことなく皆スイカを作っていたとのこと。
有り難いことに、初年度から地元の生産者に声を掛けて頂きピーク時期のお手伝いをさせて頂きながら、栽培の流れ等を学ばせて頂いてます。
そんなこともあり、自然栽培への挑戦を開始して以来、僕が最も力を入れ、悩み、工夫しながら試行錯誤している作物。それがスイカです。
なかなか見ることのない自然栽培のスイカ。
それもそのはず、家庭菜園ならまだしも、販売する品質と量の栽培はとんでもない難易度。
連作障害や空洞化の問題等、実際に関わってきたからこそ、農薬や肥料を使わずにしかも固定種を自根で栽培することがどれほど無謀な挑戦であるのか、身に染みて良くわかりました。
それでも敢えて、この5年間様々な実験や工夫を重ねてきた経験を全て活かし、この2023年いよいよ本格的に挑戦致します。
「スイカは糖度が命」との常識を覆す、本当に美味しいスイカ!
沢山の人に味わって頂けるよう全力を尽くします。