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ジャガイモにチャレンジ!

2023/02/05
 
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 一番始めの一番小さな畑

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最初の状況

三年前まで使われていた畑。耕作放棄地とは言え、このくらいの期間であればそこまで変化は感じられないようですね。

引っ越しの片づけや手続き関係もある程度落ち着き、やっと手を付けられたのは3月12日。

機械類はメンテナンス出来ておらず全て手作業。何とか3月中にジャガイモを植え付ける為、鍬一本で格闘。奥は日当たりが悪い為、使うのは手前側だけにしました。

 

まずは草むしりですね。まだまだ寒く、時折霰が降ってくる為、作業と避難の連続。

 

全面鍬入れ。さすがに手作業だとゴロゴロ土ですねえ。

この広さで縦横8.5m。1a(アール)=10m×10mもない広さなんですね。

 

5㎏購入した種イモ。品種は男爵。

半分に切って切り口を乾燥。この状態でお出かけして戻ると、いくつか齧られたり、数が減っておりました。よく見ると近くに何者かの足跡がちゃっかり(笑)

まあ、そこまでの被害でもなかったので移住のご挨拶ということでお裾分け。

 

切り口を上にして、40㎝間隔で植え付け。

切り口を下にした畝も作って実験もしてみました。

※結果的に違いはよくわかりませんでした。だったら全部、一度下に向かって芽を伸ばし、その後元気な芽が上を目指す「切口上」の植え方で統一した方が良いですね。

 

3/24、無事に予定通り植え付け完了しました!全部で89個の植え付けでした。楽しみです。

 

 成長から収穫まで

チラホラと芽を出し始め、植え付けから約一ヶ月で、88個/89個、ほとんどの芽が出揃いました。

 

5月に入りました。順調に成長しているようです。

 

5月中旬。芽かき作業。

ジャガイモは茎が肥大化したもの。一つの株から、小さいイモがたくさん欲しければ茎をたくさん残し、少なくても大きいイモが欲しければ一本だけ残して後は全部芽かきすればよいそうです。

という訳で、だいたい無難なのは2,3本残すくらい。

 

5月下旬。植え付けから約二ヶ月。ジャガイモの花、綺麗ですね。

全ての株で花が咲くと思っていたのですが、どうやらそういう訳ではないとのことで安心しました。僕の畑では花が咲いたのは10株くらいだったので。イモの生育の為に花は摘花した方が良いという話を聞き、僕も花は摘んでみたのですが、実際はあまり影響ないという方も。まあ、また実験ですね。

 

6月下旬。植え付けから約三ヶ月経ちました。

初心者の僕は「おぉ、ついに枯れてきてしまいましたか」ジャガイモさん達に謝りながら掘ってみたのです。

なんのことはない、収穫の時期なんですね(笑)

 

植え付けから88日目。全ての株を掘ってみました。

土がゴロゴロの塊なので、丁寧に掘ったつもりでも土の塊でこすれて、すぐに表面が傷だらけ。ちょっと考えないとですね。

 

立派なジャガイモさんもいくつか収穫できました!

過酷な環境の中で、一生懸命に育ってくれて本当にありがとう!

 

左のカゴは小さなもの、右のカゴは虫食いや緑に変色したもの。お気付きの方もいらっっしゃるかと思いますが、「土寄せ」という作業をやらなかった為、地表近くで育っていたイモは緑に変色してしまいました。他の作業で手が回らなかっただけなんですが、重要な作業なんですね。

ジャガイモの芽と、緑色のイモには「ソラニン」という物質が含まれており、食べちゃダメなんです。毒だから。

まともに収穫できた真ん中のカゴは全部で3㎏!…ってあれ?購入した種イモは5㎏(笑)

来期は増やせるよう頑張ります。

 

 お邪魔ムシ先生

悪気はないわけですよ。理由があってそこで生まれ、成長するという生態系の循環なだけですから。

…でも、出来ればもうちょっと控えめにお願いしたいものです。

テントウムシダマシ(オオニジュウヤホシテントウ)

別に何かをダマしてるわけじゃないんですけどね。ジャガイモの害虫として有名です。

ポピュラーな赤いテントウムシはアブラムシの天敵と言われ、ようするに「肉食」。このダマシちゃんは「草食」。ただそれだけの話。肉食より草食の方が害?人間目線の典型、面白いですね。

まあ、見かける度に捕まえて放り投げてましたが、「ただいま~」「はい、行ってらっしゃ~い」という感じでした。

 

虫食いイモ。見事に貫通してました。

土の中とは卑怯なり!と言われても本人たちに悪気はないんですよねぇ。理由があるからそこで成長するわけで、僕がそれに気付けるか試しているんでしょう。そう考えると先生に思えてきます。

そういうことを考えもせず、対症療法的に「土壌消毒」「害虫駆除」という名のもとに農薬を使用するやり方は、本当に正しい農業なんでしょうか?

 

人間は考える動物です。農業は「脳業」なのかも知れないですね。

自然に手を加える「農業」はそれだけで不自然なわけですから、良く観察し、試行錯誤しながら、自然と共に生態系の一部として「共存させて頂く」為の智慧と努力が必要なのだと思います。

自然栽培への関わりが、一人の人間としての生き方そのものに直接通じていくのも、自然の流れなのではないでしょうか。

さあ、ネクストチャレンジ!

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