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神田四葉胡瓜(かんだすうようきゅうり)

 
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 品種情報

(情報元)野口種苗研究所

特徴
歯切れよくキュウリの中で最もおいしいと言われる。果実は濃緑色で、長さ30~40㎝と長い。イボ高く縦ジワが多い独特の外観を持つ。昭和30年頃北九州から全国に広まった。本種は全国原種コンクール一位の神田四葉。

ウリ科キュウリ属

収穫期 夏から秋。
播種期 霜の心配が無くなった4月下旬から5月。
発芽適温 25〜30℃
生育適温 昼間25〜28℃、夜間13℃、地温の適温20℃
播種法 2、3粒ずつ点播。
覆土 発芽まで水分を保ち、15℃以上の地温を保持できるよう。
種子寿命 常温で4年以上。(長命種子の部類)
休眠 ない。(発酵中に雨水が入ると発芽することがある)
種子保存法 充分乾燥させたら、低温、低湿度の場所に保管する。
栽培法
「四葉」という名は、早生で、本葉4枚目の頃から雌花を付けるところから付けられたという。華北系品種で、低温下での生育はよくないが、高温期の生育は旺盛で、ツル太く、草勢強く、側枝も多く、豊産である。節成り性は強くないので、株間を空け、キュウリネット等を張って、子蔓を広げて栽培すると良い。
採種法
黄色く大きくなった完熟果を縦割りし、スプーンで種とワタを取り出す。ボウルで一昼夜発酵させ、極少量入れた洗剤が泡立たなくなるまで水洗し、新聞紙に平らに広げて天日に一日干す。

 さあ、やってみよう!

キュウリを一言で表現すると「せっかち」

発芽も早いし実が着き始めるのも早い。伸びるのも早いし終わるのも早い。

のんびり構えてるとアッという間に手遅れなんてことにもなりかねないので、ポイントとなる作業は先手先手。

4月下旬に種蒔き

温室で充分。温床は不要です

すぐに大きな苗になりますので、畑の準備も急ピッチ。

最初の2年は支柱で栽培してみましたが、葉っぱがモサ~っとなるのと、着いた実の重さでずり落ちてくるという難点が。

やはりしっかりとした支柱にキュウリネットを張ったやり方が一番です。

きれいに張れました

支柱だとこんな感じ

苗が「早くしてくれ~」と急かしてます。

定植後に枯れたり、ネキリムシにやられた場所は追加で直播。すぐに追いついてくるので、最初から全部直播でもいいのではという素朴な疑問も。

モサモサ苗が絡んできました

直播してネキリムシガード

定植から1カ月もせずに実が採れ始めます。

「四葉(スーヨー)」という名は、本葉四枚目の頃から雌花が咲き始めることに由来。

株はまだ小さいのに採れ始めます

キュウリの雌花

キュウリは水を必要としながらも乾燥を好み、浅く広く根を張る特徴があります。

ビニールマルチを使うと、あちこち穴をあけて畝全体に水が行きわたるようなイメージで、しょっちゅう水やりする必要があります。

どんどん成長、どんどん収穫

心強い?相棒もパトロール

収獲が始まったら、なるべく早い段階で元気な株と良果を種採り用の母本として選抜しておかないと、完熟する前に株が終わってしまいます。

これでも早採り。立派なキュウリ!

種採り用完熟キュウリ

キュウリの自家採種はちょっと一手間。

ゼリー質ごと。水が入らないよう注意

3日間常温で発酵。殺菌効果もアリ

水洗いしてゴミと選り分け

充実した種をしっかり乾燥

キュウリは全てのペースが早く収穫密度も高いので後回しにできません。

大量にやるなら色んな意味で覚悟が必要ですね。

にしても、このキュウリ僕は大好きです。

 

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