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四季蒔倍辛大根(しきまきばいからだいこん)

 
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品種情報

(情報元)野口種苗研究所

※2023年現在、ラインナップから外れています。

「倍辛」という名前の由来は染色体ですが、「とっても辛い」という意味と勘違いしそうな名前なので、オズランドでは「四季蒔旨辛(うまから)大根」と名付けて栽培しています。

特徴
周年供給できる辛味大根を目的に、ナント種苗育成。染色体を倍加することで耐寒耐暑性を強化。ス入りや抽苔遅延を目指した四倍体品種。根長10~20㎝、根径3~5㎝。大根おろしにした時、辛味強く甘味風味が加わる。

アブラナ科ダイコン属

収穫期 産地を移動することで周年供給可能。
播種期 暖地で春4~7月上旬、秋9~10月。寒地で5月上旬~9月中旬。
発芽適温 15~25℃
生育適温 15~25℃
播種法 25~30㎝間隔に点播。
覆土 大根種の中では細かい種だが嫌光性なので確実に覆土する。
種子寿命 よく乾燥した種ならやや長命の部類(採種後常温で4・5年)
休眠 無い。(刈取りが遅れて雨に遭うと莢の中で発芽するので注意)
種子保存法 充分乾燥し、お茶の缶などに入れて密封し冷蔵庫の隅に。
栽培法
露地栽培の場合、春先はトウ立ちの危険性があるので、桜が開花してから蒔く。(マルチ・トンネル栽培なら2月から蒔ける)多肥栽培すると辛味が乗りにくいので、施肥は極少量にとどめる。平坦地の8月下旬~9月中旬蒔きでは約40日で収穫できる。耐寒・晩抽性なので秋のマルチ栽培で越冬収穫可能。高冷地の夏蒔きも良い。
採種法
固定種だが、四倍体品種から自家採種可能かどうか不明。(農水省の品種登録をしていないようなので、自家採種しても違法ではないが、当然育成元では可能か不可能か教えてくれない)

さあ、やってみよう!

2017年9月中旬、購入した種で試験栽培。

3粒蒔きするので、意外と数は少なくなってしまいます。種が貴重です。

3粒蒔き

1株残して間引き

種蒔きから約2か月

おお!立派!

翌年、自家採種に挑戦。

種取りエリアに移植

5月、大根の花満開!

この後花が枯れて実を着け、種ができます。

大根の種はこうなってます

意外と少ない…

さらに翌年。この種を全部使って背水の陣。

すでに野口種苗さんのラインナップからも消えてしまい、どこにも売ってないので勝手に責任重大。

とにかく種を残したい

順調に育ってます

ほぼ全て種採り用に残しました

なんとか大量に確保

この状態での保存が種にはいいのですが、そもそも、わざわざ殻を割って中の種を一粒一粒蒔いていた今までに疑問。

という訳で、2022年はこんな感じで試験栽培してみました。

莢ごとザクッ!ツノが便利

しっかり発芽!

6年かかりましたが、自家採種や栽培方法の感覚をしっかりと確立することができました。

ちょっと風変わりな大根ですが、特に大根おろしは絶品!

名前の通り「四季蒔き」にも挑戦しながら、大事に大事に種を継いでいきます。

個性が豊か過ぎます

 

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