松島新二号白菜(まつしましんにごうはくさい)
品種情報
(情報元)野口種苗研究所
アブラナ科アブラナ属
収穫期 | 11月、12月。 |
播種期 | 8月中旬~下旬。暖地では9月初旬まで可。 |
発芽適温 | 20℃~25℃ |
生育適温 | 20℃前後(5℃~23℃) |
播種法 | 30~40cm 間隔に点播。または箱まきして苗を移植。 |
覆土 | タネが隠れる程度。普通 (通常タネの厚みの2~3倍) |
種子寿命 | 一般菜類に準じ常温で2~3年(やや長命の部類) |
休眠 | 休眠期間は無い |
種子保存法 | よく乾燥し、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。(低温低湿度管理) |
さあ、やってみよう!
2023年現在、オズランドの白菜は「菜の花」目的で栽培しています!
どうゆうこと?菜の花?白菜じゃないの?
そんな常識を覆すオズランドの軌跡をご紹介します。
2018年、種を購入して9月に種蒔き、10月に定植。
栽培が下手過ぎて、なんともまばらな生育。
案の定1株も葉っぱは巻きませんでした。
種は欲しいので、生育の良さそうな株を3株選んで種取り用エリアに移植してみました。
白菜は「自家不和合性」(自分の株で受粉しない)なので、複数の株が必要になります。
自家採種できたので、2019年もリベンジ。
マルチも使ってみました。
「巻かなければ白菜にあらず」そんな常識で考えたら絶望的な状況。
もう、片付けるのも億劫になって、そのまま春先になってしまいました。
しかしここからが逆転の始まり!
ある日ふと「菜の花」を調べていたところ、白菜の菜の花は「別格の美味しさ」なんだとか。
「幻の菜の花」とも言われるそう。
そりゃそうだ、普通は玉で収穫したら片付けて終りなんだから。
固定種の白菜を自家採種するような変わり者でもない限り、菜の花なんて見ることもないわけだから。
で、うちの白菜畑を見に行くと…「菜の花だらけやないか~い!」
30秒ほど茹でて水切って、鰹節と醤油だけ…。
な、なんじゃこりゃ~っ!衝撃的な美味しさ!
白菜は巻かせてる場合じゃない!
俄然やる気スイッチが入り、本格的に始動すべく計画。
まずは自家採種。片付けなくて良かった~!け、計算通り?
この2020年が大きな転機となりました。
冬の結球は眼中になく、3月~4月の菜の花を目指して、早速9月上旬に種蒔き。
その後毎年、「白菜の菜の花」はオズランドの柱となり、沢山の方にご好評頂いてます!
しっかりと葉が巻いた白菜は、冬の野菜の代表格!
白菜を育てる人にしてみたら、「巻いた」「巻かない」で悩むもの。
また、葉っぱの虫食いも悩みのタネ。
ところが菜の花は
①巻かなくて結構!むしろ菜の花出やすいように巻かないでおくれ。
②葉っぱは虫さんどうぞどうぞ!こちらは春先に菜の花だけ頂きます。
③3月~4月という、葉物野菜が少なくなるタイミングが本当に有難い!
マイナスをゼロにするのではなくプラスに転じる!
オズランドにとっては、まさに逆転勝利の象徴が白菜なのです。