【落花生】一度食べたら忘れられない!生落花生の塩茹で
収穫後に熱を加えていない「生落花生」
掘ってからしっかり乾燥させた生落花生は保存が効き、必要な時に必要な分だけ加工できます。
翌年の種にもなるので重宝します。
しか~し、期間限定の掘りたて生落花生は別格!
掘ってからほんの数日しか味わえないというプレミア落花生なので、まさに農家の特権!ムフフ。
料理が苦手な僕もグルメノートさんで勉強し、頑張って塩茹でに挑戦!
「マ、マ、マ、まいうーーーーーーーーっ!」(僕も石ちゃんだから良し)
落花生の塩茹でを食べる文化は、掘りたてがすぐに手に入る千葉や茨城といった産地が基本。
鹿児島出身の僕も初めて食べました。
ガッツリ落花生
落花生と言えば「千葉半立」や大粒の「おおまさり」が有名。
僕のは「植えたら育つよ」と、実家の母から分けてもらった何落花生?
他にも何か面白いのあるかしらと調べていたら、さすが野口のタネ。
お一人様一袋限定、15粒入りの「ガッツリ落花生」
「ガッツリ落花生」って…ようするに見た目のことですね、そういうの好きです。
落花生が育つところなど見たこともありませんが、土作りにもなるし、何事も経験です。
さてさてどうなることやら。
播種・発芽・生育
5月下旬、種を横向きに植えて3㎝ほど覆土。
鳥さんに食べられないように、発芽まで不織布をベタがけしておきます。
1週間ほどで発芽が揃ったので不織布を外します。
発芽から10日、グングン成長してます。
さらに1ヵ月経過した7月18日の写真。
大粒種は匍匐(ほふく)性が強い=横に広がるそうなので株間も広めです。
この時期になると草も勢いを増してきます。
ちょっと注目して頂きたいのが、右側に写っている草藪。
なぜか落花生のラインでキレイに線が引かれたようになってます。
特段落花生の場所を草むしりしているわけでもありません。
この年、苗作りが下手っぴだったこともあり畑が少し余ったのですが、最後の畝がこの落花生。
全面同じように耕したので、同じように草藪になってもおかしくないはず。
アレロパシーというやつでしょうか?不思議です。
開花・そして落花
6月下旬になると、鮮やかな黄色い花が咲き始めました。
そしてそして「落花生」の名前の通り、咲いた花が地面に落ちていきます。
異常乾燥後の大雨という夏を乗り越えて立派に育った株元をのぞいてみると、何やらザクザクと地面に刺さっております。
落花生の花は受粉後、枯れた花のつけ根から子房柄(しぼうへい)というものを下へ伸ばし、土の中に潜っていきます。
その深さが3~5㎝ほどに達すると子房柄の先が膨らみ始め、そこに鞘(さや)ができるのだそうです。
花が落ちて実が生まれることから名づけられた「落花生」なるほど。
さあ、収穫だ!
10月中旬、いよいよ収穫です。
そして、このタイミングこそが「掘りたて生落花生」にありつけるチャンス!
いつまでも畑においておけるのなら話は別ですが、そういう訳にもいきません。
しかも、掘ったあと早目に乾燥させないと「カビ」が生えてくるのです。
まずは母からもらった方から掘ります!
お次はガッツリ落花生!
たった15粒からスタートしたガッツリ落花生でしたが、大きくてキレイな実がたくさん採れました。
3粒入りもいくつもあり、試食やお裾分けした分を除いても、来年の種を充分確保!
何日かかけて実を採り、さらに天日でしっかりと乾燥させます。
この11月は、北陸にしては珍しく天気の良い日が続いたのでしっかりと乾燥できました。
予想以上の出来栄えに感動しながら、来年からはガッツリ落花生だけを育てることになります。
母から分けてもらった落花生は、12月中旬に全て殻を割っておつまみ1年分をゲット!
大粒種との比較もでき、畑の土作りにも一役買ってくれました。
本当に感謝感謝。
ちなみにどのくらいまで「掘りたて」でいけるかと言うと、掘って5日後でも充分いけました。
乾燥前だとカビとの闘いにもなりますので、もちろん早いに越したことはありません。
掘りたてゲットのタイミング、お分かり頂けたかと思います。ムフフのフ。