アウトドアエンターテインメント

ナスを作ってみました

2023/02/05
 
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 まずは形から入ってみます

なぜかナスの栽培記録だけ異常に少ない…。

自分が料理して食べるイメージが全くない為に、愛着が湧かなかったからだと思うんです。はい。

それならなぜ作ったのかというと…見た目ですかね。まあ、ノリですよ!

まずは形から入ってみます。

真黒ナス

埼玉県の無肥料・自然栽培農家、関野幸生(せきのゆきお)さんが育てて採種された真黒ナスの種。

…マックロじゃありませんよ、シンクロです。僕は日焼けで真っ黒ですが。

関野農園代表の関野さんは、自然栽培&自律 [種・作物・関わるすべての人の自律] 栽培の定着を促進する団体「nicoの会長も務めておられます。

同じく埼玉の自然栽培農家である渋谷正和さんとの共著『とっておきの野菜づくり』は、有機&自然栽培に特化した本で、写真も多くて非常にわかりやすく、僕もいつも参考にさせてもらってます。

…そんな大事なナスの種。

こんな僕で申し訳ない気もしますが育ててみたいと思います。

 

 特製『ラップ行灯』!

3月15日

5月18日

3月15日に種蒔きして、二ヶ月でやっとこの大きさ。

愛着ないのでスネているんでしょうか…。

畑に定植しますが、苗が小さ過ぎて風で折れそう。

セオリー通りだと、行灯(あんどん)かぶせてあげるんだけど、1本の苗に柱4本必要。面倒臭い…。

家庭菜園の畑で良く見かける、肥料の袋なんかを苗にかぶせてあるアレですね。

「何かいい方法ないかしら…」ホームセンターでウロウロ、ブツブツ…。

閃いたっ!!ラップ行灯(あんどん)!

番線を加工します

2本を交差させて挿す

ラップでクルっと一回し

最初の番線加工だけはちょっと大変ですが、一度作れば使い回せます。

ラップの幅が、そのまま行灯の高さ。30㎝まで育てばちょうど支柱上げのタイミングです。

設置&撤収も簡単!陽当たりも抜群!

このアイデア、実はナスの為ではなく、同時に定植したトマト200株の為に考えた方法だというのはナスには内緒です。

…しかしナスちっちゃ。

6月8日

6月19日

定植から3週間、ラップ行灯に守られてスクスクと育っております。

さらに1週間後にはラップ行灯開放&無事に支柱上げ!

この画期的なアイデア、周囲の農家さんからは「初心者の浅知恵」と笑われました。

 

 石ナス作りのプロ!

まあ、どこでも言われる「肥しもやらんと出来るわけがなかろうが!」

全国でも珍しい、JAと市役所が自然栽培に力を入れていることで有名な、ここ羽咋市においても同じ。

しかしそんな方と話をしていると「…そんなことも知らないんですか?」と驚くのは初心者の僕の方。

ナスを作る話をしたところ「ワシの経験上、そんなん全部カッチカチの石ナスになるぞ!」

っていやいやいやいや、石ナスとは、特に低温期、花粉の活力が低下して受粉できないため、硬くて小さい実になってしまうという着果不良現象のこと。

雄花と雌花が別々の「他家受粉」なら雌花隔離なんぞできるでしょうが、ナスは一つの花の中におしべとめしべがある「自家受粉」の作物。逆にどうやって作ったのか教えて下さい。

ナスの花

キレイな実

石野の作ったナス「石ナス」

愛着のないまま最後まで育ててしまいました。

結局キレイなナスが沢山採れて、自家採種までしっかりできてしまいました。

試験販売やご近所へ試食のお渡しをしても、まだまだあります。

一念発起してフライパンで炒めて塩コショウ!…うん、激マズっ!!!

…料理覚えなさい。

 

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