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魁(さきがけ)ピーマン

 
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品種情報

(情報元)野口種苗研究所

特徴
トウガラシ類は南米原産。天正11年にポルトガル船が日本に伝えたという。ベル型のピーマンは、明治初期に欧米より導入。カリフォルニアワンダーを改良したカネコ種苗育成品種(2019年に廃盤となった)果重60グラム前後の早生の大型ピーマン。果肉厚く光沢ある濃緑色。果実の揃いも良い。

ナス科トウガラシ属

収穫期 夏から秋。
播種期 温床育苗では1月下旬から。直播きの場合5月以後。
発芽適温 20〜30℃
生育適温 最低10℃以上
播種法 光線が当たらず、多少温度変化があったほうが良い。
覆土 タネが隠れ発芽までの2週間湿度がとれる程度。
種子寿命 ナス科植物の中では比較的短命(2〜3年)である。
休眠 ない。
種子保存法 よく自然乾燥したら低温低湿度の場所に保管する。
栽培法
露地への定植・播種は、地温が18℃以上と、充分温かくなってから行う。土壌病害である青枯病や立枯性疫病には弱いので、同じナス科野菜との連作を避ける。
採種法
一株あたり5、6個の良果を選び、赤くなった完熟果を収穫後数日追熟し、切開いて種を出す。水洗はしない。褐色や黒いタネがあったら取り除く。

さあ、やってみよう!

選んだのは「さきがけピーマン」

交雑しやすいそうなので、トウガラシや他のピーマンはやりません。

3月下旬、まだまだ肌寒い時期でそのままではなかなか発芽もしないので、育苗用の温室が必須となります。

セルトレイに種蒔き

温床の園芸マットで発芽させます

発芽後ポットに鉢上げしたらミニ温室へ引っ越し。

成長しながら畑への定植を待ちます。

自作のミニ温室

定植直前の苗さんたち

いつも畑作りに時間を追われますが、5月中には他の野菜も一緒に定植ラッシュ!

定植後すぐの苗は弱いので、保温と風除けを兼ねて行灯(あんどん)を設置。

「コ」の字に加工した番線とラップを使った、石野オリジナル「ラップ行灯」は効果絶大!

小さすぎる苗や直播した場所へは、塩ビ管を切った「ネキリムシガード」で対応。

定植

ネキリムシガードで行灯替り

成長に合わせて支柱あげも並行

ミニピーマン

ピーマンは、花が咲いたところから二本に分れます。

で、それぞれの枝で花が咲き、また二本。

放っておくと枝がどんどん増え、特に株の中心部はグチャグチャになってしまうので、二本のうち株の中心方向へ伸びている一本を早い段階で摘芯します。

初期に枝を管理するのがポイント

どんどん採れます

種取り用母本に、元気な株と実を選抜しておくこともお忘れなく。

でっかいピーマン発見!

真っ赤に完熟

実を開いて種を採ります

しばらく乾燥させます

種蒔きから自家採種までの流れは、持続可能の王道。

途中の収穫という作業も、その流れの中の一つなんですよね。

本当に感謝しながら有り難く頂きます。

絶品!塩コショウ炒め

 

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